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養命酒のCMで話題になった『女性は7の倍数で変化する』とは?

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2017年5月3日 22:39:06

養命酒のCMで話題になった『女性は7の倍数で変化する』とは?

女性は7の倍数で変化する

女性は7の倍数の年齢で身体の変化が起こると言われています。
人生には区切りがあり、ある決まった数に変化する・・と感じられておられる方は多いはずです。



7の倍数とは?

7歳 『腎気が盛んになり、歯が生え変わり、髪が伸びる』
14歳『女性ホルモンが分泌され、任脈が通じ、太衝脈が盛んになり、月経が定期的に始まり、子供が産めるようになる』
21歳『腎気がくまなく充実し、奥歯が生えて、全ての歯が生え揃う』
28歳『筋骨が丈夫になり、髪が多くなり、体のピークを迎える』
35歳『陽明脈が衰え始め、顔のツヤが衰え始め、髪が抜け始める』
42歳『上半身の三陽の経脈が途絶え、顔がやつれ、白髪が増え始める』
49歳『任脈の気が虚になり、太衝脈が衰え、女性ホルモンが出なくなり、閉経して体型も崩れ、子供が産めなくなる』



世界最古の医学書に書かれた更年期の知恵

医学書としては世界最古の医学書である、黄帝内経(こうていだいけい)素問(そもん)の上古天真論(じょうこてんしんろん)に記載されている。
黄帝内経
女性は7の倍数、男性は8の倍数で変化するという説です。
ここに更年期の治療のヒントが隠されています。

こんな昔の書物がなんの役に立つのか?と笑う人もいるでしょうが、
黄帝内経は世界中の人々が恩恵にあずかる、
鍼灸治療や漢方の基礎となっている本です。

特に49歳の項は臨床としても示唆に富んだ内容となっています。



更年期の辛い症状を和らげる知恵

鍵は任脈と太衝脈
『任脈と太衝脈の気が衰える』ことによって女性ホルモンが少なくなると考えられます。
女性ホルモンはある一定の年齢に達すると少なくなる。

その減少スピードが速くなれば、更年期障害も辛いものとなります。
逆にゆっくりと少なくなる状態にコントロールできれば、確実に更年期の症状は楽にできます。

鍵は
任脈太衝脈ですね。

任脈とは子宮からはじまり、体の前の中心を上って、目に終わる流れ。

任脈

太衝脈は体の中心を貫く数ある経絡の中でも最も大切な流れのことを言います。
太衝脈

任脈は女性の成長に関係しており、太衝脈は生命の根本にかかわると考えられます。
更年期に入る、40代前半から任脈と太衝脈の気を補うように針治療や漢方、薬膳で対処すれば更年期障害を改善することができると考えられます。



どうやって任脈と太衝脈の気を補うのか?

人の気には先天と後天があります。
先天とは父母から受け継いだ、生まれた時に充分ある気のこと。
後天とは飲食によって補われる、生まれた後に補われる気のこと。

任脈と太衝脈は先天の気のことを指します。
先天の気は生まれてから徐々に減っていくことは避けられませんが、後天の気で補うことができます。

後天の気とは飲食によって身体に蓄えられる気のことですね。
日々の口から入るもので、体は変化します。
漢方や薬膳も全て口から入るもの。
後天の気を補う食事を心がけることが必要です。

鍼灸でも後天の気を補うことができる
更年期障害に関する任脈と太衝脈の経絡ですが、この経絡に対して鍼灸は直接施術を行うことで、更年期障害を予防することが可能となります。



更年期に重要なツボ

重要なツボは
【内関】

内関
【列缺】
列缺
【照海】
照海

これらのツボをメインとしながら、
更年期に関係する任脈と太衝脈の気を調えることが、
鍼灸治療の更年期の重要な考え方です。



更年期障害の鍼灸治療について


木もれび鍼灸院院長 木もれび鍼灸院院長弓削周平

長春中医薬大学 中医学士
長春中医薬大学 客員教授
吉林省公認 推拿師
北摂中医鍼灸研究会 代表


学生時代に父親がうつ病を発症。病院に行ったにも関わらず、完治することはなかった。この経験から精神疾患とそれに付随する不定愁訴(腰痛や不眠症、耳鳴りなど)で苦しんでおられる患者様と向き合おうと、伝統医学を極めるために中国の中医薬大学へ留学し、中医学と東洋医学(漢方・鍼灸)を体系的に学ぶ。日本に帰国後さらに日本伝統鍼灸を学び研鑽を積む。
この針治療が患者様からとても好評で多くのお喜びの声を頂いている。

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