木もれび鍼灸院の鍼灸治療はむずむず脚症候群を初め、睡眠障害に対して高い効果を上げています。
不眠、睡眠障害、過眠(ナルコレプシー)など、多くの方が悩んでいるが、服薬では完全に治せない症状に対して鍼灸治療の需要は実際にあります。
睡眠障害は日本においては睡眠導入剤、特にベンゾジアゲピン系薬剤の長期投与が他の国と比べても異常に多いために副作用や離脱症状によって、日常生活にも障害が出ている方もおられます。
睡眠障害の一種である、むずむず脚症候群は一昔前までは、むずむず脚症候群で病院を受診しようものなら、仮病扱いで、門前払いを喰らっていたでしょう。
しかしアメリカなどでむずむず脚症候群が睡眠障害の一種と認められるようになってから、日本でも積極的に治療されるようになってきました。
治療と言っても薬剤の投与のみで対応することが多く、最も大切な栄養の考え方や日常生活の注意点を医師が伝えることはほとんどないようです。
むずむず脚症候群にはお灸は使用せず、鍼のみで対応します。
木もれび鍼灸院では治療における判断基準を中医学においています。 東洋医学と中医学の違いについては別で解説する予定です。
中医学では鍼や灸、漢方薬の治療を行う前に必ず、四診(望・聞・問・切)の診察を行い、四診の情報を元に『弁証論治』を行って、患者がどのような体質、病勢、病の深さを判定します。
むずむず脚症候群の治療のポイントは中医学でいう病の深さにあります。 病の深さは衛分、気分、営分、血分に分けられ、むずむず脚症候群は血分の症状と考えられます。
もっとも深い血分に対しての治療は灸よりも鍼の方がアプローチしやすいため、木もれび鍼灸院ではむずむず脚症候群でお悩みの方への施術は鍼治療で対応しています。
公孫(こうそん)
神道(しんどう)
ツボ刺激と聞くと「効クゥ~」といった感覚を想像する方が圧倒的に多いでしょう。
しかし鍼灸師から見ると、ツボへの正確な刺鍼はほとんど痛みを伴いません。
むずむず脚症候群は衛気営血の血分まで深い病を扱うので、刺鍼後はやや強く感じるでしょう。
しかし、ぐりぐり、ブスブスするような痛みを伴うやり方をやってしまうと症状は悪化します。 鍼施術においては鍼は繊細に扱います。
むずむず脚症候群は病が深い状態にありますので、間違った針施術は症状を改善させるどころか悪化させてしまうでしょう。
木もれび鍼灸院は鍼灸専門で行っています。
セルフケアとしてツボ押しやマッサージでむずむず脚症候群に効く『ツボ』があればお伝えしたいと思ってします。
しかしツボは一般的に考えられているほど簡単なものではありません。
また運動も治すという考え方で行うものは一般的ではないものとなってしまいます。
今のところご自身で行って改善できるようなツボや運動法、マッサージは見つけておりません。 唯一『鍼』を使用した方法のみ音の軽減や消失を実現できています。
長春中医薬大学 中医学士
長春中医薬大学 客員教授
吉林省公認 推拿師
北摂中医鍼灸研究会 代表
学生時代に父親がうつ病を発症。病院に行ったにも関わらず、完治することはなかった。この経験から精神疾患とそれに付随する不定愁訴(腰痛や不眠症、耳鳴りなど)で苦しんでおられる患者様と向き合おうと、伝統医学を極めるために中国の中医薬大学へ留学し、中医学と東洋医学(漢方・鍼灸)を体系的に学ぶ。日本に帰国後さらに日本伝統鍼灸を学び研鑽を積む。
この針治療が患者様からとても好評で多くのお喜びの声を頂いている。
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