ホーム → 鍼灸の適応となる症状 → 突発性難聴
もしあなたが
このような症状で悩んでおられるのであれば、
あなたにとって当院はお役に立てるはずです。
ぜひこのまま読み進めてください。
突発性難聴は『ある時突然、めまいや耳鳴りと同時に片耳だけが聞こえなくなる、聞こえにくくなる』という症状。
前触れもなく起こる、原因は不明が特徴という意味不明な症状です。
しかし年間で3万人以上の方が罹患されておられること、また最悪の場合は聴力が回復しない場合があるにも関わらず、明確なエビデンスが確立されていない問題があります。
その為、受診する病院によっては適切な治療を受けられないことがあり、発症後できるだけはやく専門医へかかることが推奨されています。
突発性難聴の原因は2つだけなのか?
発症に関わる条件と予後の状態がウイルス感染によるものとすると説明がつくため、ウイルス説が有力とされている
内耳の構造が発生学的に脆弱なことが知られており、聴覚の障害が起こりやすいと考えられている。
原因が不明のままで突発性難聴は治せるのか?
あらゆる疾患に共通することですが、原因が判らなければ100%症状を治すことは不可能です。
実際に突発性難聴に対する投薬治療はステロイド、ビタミンなどがありますが、他の血流改善に関する薬剤に関しては海外でも賛否が分かれています。
鑑別が大切
突発性難聴は原因が不明、突然発症することが特徴ですが、他の疾患と間違えてしまっては適切な対応ができなくなります。
難病指定にもなっている遺伝性の難聴、ウイルス性と確認されている難聴などは治療法が全く異なるので、違うことを知る、鑑別することが必要です。
若年発症型両側性感音難聴やラムゼイ・ハント症候群、メニエール病
1週間以内に治療を開始した場合に効果が高いとされています。薬による治療がメインになります。
突発性難聴の治癒率は、全体としては約30%が完全治癒。約50%は改善。残りの20%はどのような治療を行っても改善がみられない。
突発性難聴で一番に鍼灸治療を選択される方はまずおられないでしょう。
耳鼻科で投薬を中心とした治療法を試したが良くならない。
鍼灸なら効くかもしれないと、痛い思いを覚悟して来院されます(当院の治療はほとんど痛くありませんが…)
つまり鍼灸治療を選択した段階で、難聴が続いてしまって悩まされているということです。
このような状態を『虚証』といいます。
虚証とは心と身体の両方が弱ってしまっていますので、一般的な外からの刺激では治すのが難しい状態です。
鍼灸治療では虚証を補う『補法』という治療法があり、難聴に的確に治療を行うことができます。
注意:突発性難聴発症から数週間から数ヶ月放置してから、鍼灸を治療の選択肢として考えられる方が多くおられます!! 突発性難聴は発生から1~2週間の間に治療を受けていただくことをお勧めします。 はやく鍼灸治療を受けていただいた方のほうが良い結果が出ています。
一般的な鍼灸院は症状の出ているところに針を刺したりお灸をしたりします。
マッサージなどを取り入れているところも多くあります。ほとんどはまずは病院での治療が優先されるでしょう。
当院では症状を引き起こしている気の滞りを改善するために1~5本しか鍼を刺しません。
マッサージやカウンセリングよりも体表の変化を重要視しています。
初回に徹底したカウンセリングと診察により、どこが悪いのかを特定するので最小限の刺激しか必要としないからです。
突発性難聴の症状で一番に鍼灸治療を選択される方はおられないでしょう。
しかし中国鍼治療は突発性難聴の治療を得意としています。 例えば上記の肝胆火盛型の原因は精神的な抑うつと怒りが根本的なものであり、中医学では清熱法の針術、投薬ではステロイドが著効するとしています。対して脾胃虚弱型、腎陰不足型は体力面を補わないと治りません。
薬で効果の出ない突発性難聴はこれらの『証』にあてはまります。
鍼灸はそれぞれの『証』にあわせた治療が可能です。
中医学をベースとする木もれび鍼灸院の鍼灸治療は頭部、顔面部の疾患を得意としています。
中医薬大学付属病院での研修では9割近い患者さんが頭部、顔面部の症状の方ばかりでした。 近現代の中医鍼灸は突発性難聴を得意としています。
突発性難聴は時間との勝負です。ほとんどの方は入院しての治療となるでしょう。主治医の了承があれば出張の施術をいたします。
通院の形をとった方は西洋医学の治療を受けながら鍼灸の施術を同時に受けられると相乗効果で良い結果が得られるでしょう。
突発性難聴に悩まれる方は他の症状を抱えておられる、難聴改善後に別の症状が出現することがあります。
身体全体のバランスを調整する必要があると考えています。
長春中医薬大学 中医学士
長春中医薬大学 客員教授
吉林省公認 推拿師
北摂中医鍼灸研究会 代表
学生時代に父親がうつ病を発症。病院に行ったにも関わらず、完治することはなかった。この経験から精神疾患とそれに付随する不定愁訴(腰痛や不眠症、耳鳴りなど)で苦しんでおられる患者様と向き合おうと、伝統医学を極めるために中国の中医薬大学へ留学し、中医学と東洋医学(漢方・鍼灸)を体系的に学ぶ。日本に帰国後さらに日本伝統鍼灸を学び研鑽を積む。
この針治療が患者様からとても好評で多くのお喜びの声を頂いている。
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