ホーム → 鍼灸の適応となる症状→咽喉頭異常感症・ヒステリー球・梅核気
もしあなたが
このような症状で悩んでおられるのであれば、
あなたにとって当院はお役に立てるはずです。
ぜひこのまま読み進めてください。
・西洋医学では「ヒステリー球」とか「咽喉頭神経症」「咽喉頭食道異常感症」といわれて、X線やMRIなど食道がんの検査をされますが異常が見られず『何もないですよ。気のせいでしょう』と言われること多いですね。
中には副鼻腔炎や逆流性食道炎、声帯の炎症だろうと薬を処方されますが、治らない場合ほとんど。咽喉頭異常感症で苦しんでおられる方は病気じゃないと放置され苦しんでいます。
・東洋医学では「梅核気(ばいかくき)」や「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」と呼称され病としての概念が確立されています。
ノドから胸にかけてなにか詰まったような、出したくても出せない症状の事を言います。
西洋医学では原因不明と言われます。ひどい場合には「気のせいじゃない」とまで・・・
ノドの違和感を病気と認識している西洋医学のお医者さんは少ないでしょう。ストレス下での反応の一種と捉えているようです。
しかしエヘン虫という言葉が一般化しているように、多くの方がノドの違和感に悩んでいます。
咽喉頭異常感症は、自覚的なものでなかなか数値で表しにくいもの、どのくらいの人が悩んでいるのか実態がつかめていないのが現状です。
ノドの違和感で病院を受診した場合はまず内科的な症状から悪性良性、精神疾患など幅広く調べられます。
ホルモン異常や悪性のものは必ず調べられますが、殆どの場合は検査の結果、異常なしとなります。
そして咽喉頭異常感症に効くとされている『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』を処方されるでしょう。半夏厚朴湯はエヘン虫に効果的ですが、なかには効かない体質の方がおられます。
その為、病院で治らなかったから一生この症状と付き合っていかないといけないか・・・
とあきらめる方が多くおられます。鍼灸院の門を叩く方はだいたいこのような経過をたどります。
ノドの違和感を感じておられる方のタイプを『湿痰体質』と『肝鬱体質』の2つにあると考えます。
木もれび鍼灸院を咽喉頭異常感症に苦しんで受診される方はおしっこが少ない、汗をかかない、むくみがあるなど水の代謝の障害が多く見られます。
東洋医学では身体を流れている水をさらさらして滑りが良い『津液』と、粘りがありなかなか流れにくい『湿痰』に分けて考えています。
そして東洋医学では咽喉頭異常感症の原因を【湿痰】(粘りのある水)と断定しています。
粘りのある水=湿痰と書きましたが、それだと水分代謝の悪い人が多い世の中、ノドの違和感で苦しむ方だらけになってしまいます。
なぜ咽喉頭異常感症が出現する人と出現しない人がでるのでしょう?
タイプ1のもともと水の代謝が悪い人が過度のストレスにさらされることによって、初めてノドの違和感が出現するのです。
東洋医学では過度のストレスの事を『肝鬱』と呼びます。
つまり↓
湿痰(水の代謝が悪い)+肝鬱(過度のストレス)=咽喉頭異常感症
治すためには詳しい体質の分析や、その人に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療が必要となってきます。
一般的な鍼灸院は症状の出ているところに針を刺したりお灸をしたりします。肩こりや胃の裏のコリ感を感じている方が多いので、マッサージでごまかす治療院が多いでしょう。
当院では症状を引き起こしている気のとどこおりを改善するために1~5本しか鍼を刺しません。 マッサージも必要としません。初回に徹底したカウンセリングと東洋医学的な分析により、どこに原因があるのかを特定するので最小限の刺激しか必要としないからです。
咽喉頭異常感症で鍼灸治療を選択される方はおられないでしょう。木もれび鍼灸院は咽喉頭異常感症の施術を得意としています。
例えば上記の肝鬱気滞の原因は精神的な抑うつが根本的なものであるので、薬が効いたとしても一時的です。また痰気鬱結は水分代謝の大本である脾胃である胃腸機能を改善しないと治りません。
鍼灸はそれぞれの『証』にあわせた施術が可能です。
咽喉頭異常感症はストレス社会の今の日本で多くの方が悩んでおられます。大人だけでなく、小学生の子供でも悩んでいる方もいます。もちろん仕事をしていれば対人関係でハンデを負うことにもなるでしょう。
持って生まれた癖、治らないものだとあきらめてしまっておられる方が多くおられます。そういった方の助けになりたいと思い、当院では咽喉頭異常感症へ施術を行っております。
初回に症状が取れるための治療方針をお伝えします。症状の度合いにより通院回数やペースにばらつきがありますので、初診時に説明いたします。
咽喉頭異常感症に苦しむ方のほとんどは周囲に理解してもらえないとおっしゃいます。病気と認めてもらえない、ただ迷惑だと思われているのではないかと思っておられます。
当院では咽喉頭異常感症を東洋医学に則って『病』の状態であると理解し施術にあたっております。
咽喉頭異常感症が緩解した後も再発防止のために食事や生活習慣、呼吸の仕方などを指導しています。自分で体調をコントロールすることが出来るようになります。
長春中医薬大学 中医学士
長春中医薬大学 客員教授
吉林省公認 推拿師
北摂中医鍼灸研究会 代表
学生時代に父親がうつ病を発症。病院に行ったにも関わらず、完治することはなかった。この経験から精神疾患とそれに付随する不定愁訴(腰痛や不眠症、耳鳴りなど)で苦しんでおられる患者様と向き合おうと、伝統医学を極めるために中国の中医薬大学へ留学し、中医学と東洋医学(漢方・鍼灸)を体系的に学ぶ。日本に帰国後さらに日本伝統鍼灸を学び研鑽を積む。
この針治療が患者様からとても好評で多くのお喜びの声を頂いている。
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