もしあなたが
- ある時期から生理痛がひどくなった
- 市販の鎮痛薬が効かないほど、痛みが激しい
- 排便痛がある
- 昔から月経困難症に悩んでいる
- 初期のブルーベリースポットがある
- 性交痛がある(腰が引けるほど痛い)
- 普段から下腹部痛や腹部膨満感、腰痛がある
- 月経時に吐き気がしたり、下痢になったりする
- チョコレートのう腫の治療できるところを探している
- 最近、血尿や血便がでた
- 不妊症である(ふつうに性行為があっても2年間以上妊娠しない状態)
- 低用量ピルやホルモン治療薬の副作用に困っている
このような症状に悩んでいるのであれば、当院にご相談ください。
必ずお役に立てるはずです。このまま読み進めてください。
まずは子宮内膜症って?
子宮の内側を覆っている組織を子宮内膜といいますが、月経はこの子宮内膜が増殖し、必要なくなるはがれ落ちるというサイクルを繰り返します。
正常であれば、子宮内膜の増殖は子宮内だけで行われるのですが、子宮内膜症は、子宮内膜の増殖が子宮以外の場所で起こる病気のことです。
原因は?
女性ホルモンのアンバランスが子宮内膜症を引き起こすと考えられていますが、 他にも、免疫バランスの乱れなどが原因と考えられています。
原因がはっきりわかっていないため、低用量ピルから漢方薬まで多くの薬が処方されることが多いようです。
木もれび鍼灸院の【子宮内膜症】の考え方
子宮内膜症は「血」のめぐりをよくして解消します。
✔鍼灸でホルモンの働きをとり戻す
鍼灸は、月経(生理)のトラブルの強い味方です。
月経痛や月経不順、子宮内膜症などはすべて女性ホルモンの乱れから起こっています。
ホルモンバランスを整えるには、体調全体をバランスよく整えていかなければなりません。
このバランスという考え方こそ、鍼灸の得意分野です。 西洋医学では症状を臓器や組織単位で考えますが、鍼灸ではひとりの人間のバランスがなんらかの問題で崩れたために、症状を引き起こすのだと考えます。
なかでも血液(血)のバランスを欠くと、月経トラブルが起こりやすくなります。
✔「虚・実」「気・血・水」などで「証」を決める
鍼灸の診察では、最初にあなたがどんなタイプ(「証」)かをみきわめます。
「証」を決める代表的なものさしが「虚・実」と「気・血・水」です。
「虚・実」とは体力や病気に対する抵抗力を示すもの。
「虚証」は体力があまりない状態を、「実証」は体力や抵抗力が充実している体質をさします。
✔「証」にあったツボで体質を改善していく
「気・血・水」という3つの因子から病気の原因を考えます。
「気」とは元気の気と同じ、生命エネルギーのことです。
「血」は文字どおり血液とその働きをさします。
「水」は、血液以外の水分の代謝のことです。
「気・血・水」が滞らずからだのなかをめぐっていれば、健康な状態だといえます。
✔入った時から診察が始まる
鍼灸の診察では、鍼灸師が五感を使ってあなたの体力、体質、心身の状態などを総合的に診断して、「証」を決定します。
鍼灸の診察では「四診」といって、「望診(みる)」「問診(たずねる)」「聞診(音やにおいを聞く)」「切診(触る)」の4つから成り立っています。
「四診」は、あなたが病院に入ってきたときからスタートします。 話す声のトーン、待合室での過ごし方など、すべてが「四診」の対象です。
鍼灸師は五感で、あなたについての情報を集め、「虚証」か「実証」か「気・血・水」のどこに問題があるのかをみきわめます。
✔血のめぐりのわるさを解消する鍼灸
中医学では、月経(生理)のトラブルは瘀血が原因だと考えます。
いわゆる血のめぐりのわるさです。
ですから月経のトラブルには、瘀血を解消する駆瘀血法という鍼灸術をつかいます。
鍼灸は他の治療と比べて即効性を期待される方も多くおられます。
もちろん中にはすぐに症状が取れて楽になる方もおられます。 ですが、基本的には血の巡りを改善(活血といいます)、時間をかけて根本的に解決していかなければならないと考えています。
駆瘀血法や冷えがあるならば冷えを取る鍼灸術を組み合わせながら3ヶ月から半年以上かけて体質を改善していきます。
では、今の痛み、今の症状には、鍼灸は効かないのか、というと、そんなことはありません。
月経痛、子宮内膜症など、特定の時期だけにあらわれるつらさに対しては、即効性を追求する鍼灸術もあります。
普段は駆瘀血法で血めぐりのベースをつくり、つらい時期の少し前からそれを解消する鍼灸術を組み合わせるのがベストです。
鍼灸の実際の施術は?
一般的な鍼灸院は症状の出ているところに針を刺したりお灸をしたりします。
マッサージなどを取り入れているところも多くあります。
当院では症状を引き起こしている血のとどこおりを改善するために少数の鍼しか使用しません。
初回に徹底したカウンセリングと診察により、どこが悪いのかを特定するので最小限の刺激しか必要としないからです。
施術の特徴
①施術期間や通院ペースを明確にします。
初回に子宮内膜症の症状が楽になるまでどれくらいかかるかを説明します。
中には回数がかかる方もおられますが、2,3ヶ月で症状に対する変化を感じることが出来ます。
②治療終了後も子宮内膜症が再発しないように指導します。
食事や生活習慣、呼吸の仕方を指導することで、再発をふせぎ、症状に苦しまないようになります。