本草品匯精要

概要：
『本草品匯精要』1505年。全42巻、目録1巻。明代に劉文泰が主編となり、太医、医士、儒家など30人余りが参加、王世昌など8名の画家による彩色描画もされる。1815種の生薬が記載され、そのうち48種が新たに追加されたものである。生薬は10部(玉、石、草、木、人、獣、禽、虫魚、果、米穀、菜)に分類されており、『証類本草』に類似している。内容は24項(名、苗、地、時、収、用、質、色、味、性、気、臭、主、行、助、反、制、治、合治、禁、代、忌、解、贋)となり、生薬の形態、産地、採集季節、鑑別、性味効治、配伍、砲制、禁忌などに関して記載されている。明代における唯一大型公的な彩色本草学書である。

本草品匯精要