世医得効方

概要：

『世医得効方』全19巻。危亦林による。「依按古方、参以家伝」をもって編纂の基準となる。著者の危亦林が５代続く医者の家系である。内科、外科、婦人科、小児科、骨傷科、五官科など各科疾病231種を収載。病源、証候を各々記載。鍼灸については併せて収載。本書には計3300首の方剤が収載。その中には危家の秘方も記載。例えば津液の枯渇した証には五仁丸、心虚胆怯には十味温胆湯などが代表的な処方例である。主治、組成、用法、加減なども詳しく記載。本書は臨床においても実用に耐えうる価値がある。



世医得効方