ホーム → 鍼灸の適応となる症状 → PMS(月経前症候群)
鍼灸を利用して
PMSに負けない
身体を作ろう!
もしあなたが・・・
このような症状で悩んでおられるのであれば、
あなたにとって当院はお役に立てるはずです。
このまま読み進めてください。
排卵期から月経が始まるまでに起こるツライ症状のこと
こころ | ||
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イライラ | 落ち込み | 不眠・過眠 |
集中力低下 | 孤独感 | 不安感 |
パニック | 判断力低下 | 緊張 |
性欲・食欲増加 | 不眠 | 興味減少 |
からだ | ||
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むくみ | 頭痛 | 肌荒れ |
乳房の張り | おなかの張り | めまい |
肩こり | 体重の増減 | 筋肉痛・関節痛 |
ふき出もの | 便秘 | だるさ・疲れ |
女性ホルモンのアンバランスがPMSを引き起こすと考えられていますが、
他にも、甲状腺の機能低下、偏った食生活、精神的なダメージ、副腎皮質機能不全などが原因と考えられています。
それぞれの原因が複雑に絡み合い、PMSの症状を感じることになります。
その為、婦人科を受診してもホルモン剤が効かなかったら、心療内科で、その次はと様々な薬を処方される場合があります。
PMSは「血」のめぐりをよくして解消します。
鍼灸は、月経(生理)のトラブルの強い味方です。
月経痛や月経不順、PMSなどはすべて女性ホルモンの乱れから起こっています。
ホルモンバランスを整えるには、体調全体をバランスよく整えていかなければなりません。 このバランスという考え方こそ、鍼灸の得意分野です。
西洋医学では症状を臓器や組織単位で考えますが、鍼灸ではひとりの人間のバランスがなんらかの問題で崩れたために、症状を引き起こすのだと考えます。
なかでも血液(血)のバランスを欠くと、月経トラブルが起こりやすくなります。
鍼灸の診察では、最初にあなたがどんなタイプ(「証」)かをみきわめます。
「証」を決める代表的なものさしが「虚・実」と「気・血・水」です。
「虚・実」とは体力や病気に対する抵抗力を示すもの。
「虚証」は体力があまりない状態を、「実証」は体力や抵抗力が充実している体質をさします。
「気・血・水」という3つの因子から病気の原因を考えます。
「気」とは元気の気と同じ、生命エネルギーのことです。
「血」は文字どおり血液とその働きをさします。
「水」は、血液以外の水分の代謝のことです。
「気・血・水」が滞らずからだのなかをめぐっていれば、健康な状態だといえます。
鍼灸の診察では、鍼灸師が五感を使ってあなたの体力、体質、心身の状態などを総合的に診断して、「証」を決定します。
鍼灸の診察では「四診」といって、「望診(みる)」「問診(たずねる)」「聞診(音やにおいを聞く)」「切診(触る)」の4つから成り立っています。
「四診」は、あなたが病院に入ってきたときからスタートします。
話す声のトーン、待合室での過ごし方など、すべてが「四診」の対象です。
鍼灸師は五感で、あなたについての情報を集め、「虚証」か「実証」か「気・血・水」のどこに問題があるのかをみきわめます。
中医学では、月経(生理)のトラブルは瘀血が原因だと考えます。いわゆる血のめぐりのわるさです。
ですから月経のトラブルには、瘀血を解消する駆瘀血法という鍼灸術をつかいます。
鍼灸は他の治療と比べて即効性を期待される方も多くおられます。 もちろん中にはすぐに症状が取れて楽になる方もおられます。
ですが、基本的には自然治癒力を高めて、時間をかけて根本的に解決していかなければならないと考えています。
駆瘀血法や冷えがあるならば冷えを取る鍼灸術を組み合わせながら3ヶ月から半年以上かけて体質を改善していきます。
では、今の痛み、今のイライラには、鍼灸は効かないのか、というと、そんなことはありません。
月経痛、PMS(月経前症候群)など、特定の時期だけにあらわれるつらさに対しては、即効性を追求する鍼灸術もあります。 普段は駆瘀血法で血めぐりのベースをつくり、つらい時期の少し前からそれを解消する鍼灸術を組み合わせるのがベストです。
一般的な鍼灸院は症状の出ているところに針を刺したりお灸をしたりします。 マッサージなどを取り入れているところも多くあります。
当院では症状を引き起こしている血のとどこおりを改善するために1~5本しか鍼を刺しません。
初回に徹底したカウンセリングと診察により、どこが悪いのかを特定するので最小限の刺激しか必要としないからです。
①施術期間や通院ペースを明確にします。
初回にPMS症状が楽になるまでどれくらいかかるかを説明します。 中には回数がかかる方もおられますが、2,3ヶ月で症状に対する変化を実感することが出来ます。
②治療終了後もPMSが再発しないように指導します。
食事や生活習慣、呼吸の仕方を指導することで、自分で症状をコントロールすることが出来るようになり、また症状に苦しまないようになります。
長春中医薬大学 中医学士
長春中医薬大学 客員教授
吉林省公認 推拿師
北摂中医鍼灸研究会 代表
学生時代に父親がうつ病を発症。病院に行ったにも関わらず、完治することはなかった。この経験から精神疾患とそれに付随する不定愁訴(腰痛や不眠症、耳鳴りなど)で苦しんでおられる患者様と向き合おうと、伝統医学を極めるために中国の中医薬大学へ留学し、中医学と東洋医学(漢方・鍼灸)を体系的に学ぶ。日本に帰国後さらに日本伝統鍼灸を学び研鑽を積む。
この針治療が患者様からとても好評で多くのお喜びの声を頂いている。
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